Case Studies

《メイプルストーリー》10周年展:危機から1万人の聖地巡礼へ

引き継いだ時、チームの士気は低く原廠との関係も緊張状態。一つの展覧会で老舗プロダクトを再び注目させた。

Role プロダクトオーナー
Duration 企画+実行 約6ヶ月
Team 運営チーム + マーケティング + 開発元
Stack オフライン展覧会, SNSマーケティング

背景

《メイプルストーリー》を引き継いだ当時、一部の不適格メンバーがユーザーから報告された装備複製バグを放置しており、ゲーム内経済が崩壊。開発元との関係は緊張し、運営部門への信頼が失われていた。長年運営されてきたゲームで新規ユーザーの獲得は難しく、環境悪化の中で既存ユーザーも流出を続けており、ユーザーに目標を与え、プロダクト再生のきっかけが急務だった。

課題

  • チームの士気が低く、不適格メンバーへの対処が必要
  • ゲーム内経済システムが崩壊、ユーザーの信頼が極めて低い
  • 過去の問題により開発元が運営部門を不信任
  • 長期運営ゲームで新規ユーザー獲得が困難

アクション

引き継ぎ後、まず不適格メンバーを交代。問題を公式に認め、BAN 処理と不正アイテムの回収を実施。開発元と社内に対しプロダクトの立て直しを交渉し、アップデートを一時停止してゲーム内問題の解決を優先。

当時、ドラえもんやちびまる子ちゃんなど複数 IP の静態展覧会が話題になっていたことに着目し、開発元と10周年をプロモーションの軸とすることで合意。このテーマを中心にイベント企画を展開。

ゲーム内の人気モンスターやシーンを現実世界に再現する計画を立案。限定きのこぬいぐるみで希少性を創出し、ユーザーの関心をゲーム内の問題からスクリーン外のブランド体験へ転換。

展覧会入口 — メイプルストーリー10周年記念展の外観

成果

週末2日間の展覧会に8,000人以上が来場。ネット掲示板やFacebookで自発的な拡散投稿が多数。

展覧会内部 — ゲームシーンをリアルに再現、きのこぬいぐるみが会場に溢れる

プレイヤー交流 — 来場者がゲームモンスターのオブジェと記念撮影

  • 月間ログイン数が前年比12%成長
  • 年間ユニークログイン数が20%増加